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30秒以下で実践可能!超即効性ストレス解消テクニック

お疲れ様です。今回は「30秒以下で実践可能!超即効性ストレス解消テクニック」をお伝えします。

世の中には様々なストレス解消法がありますが、できれば時間をかけずに素早く高い効果が得られる内容が良いと思います。今から紹介するテクニックはいずれも最短で数十秒で効果が実感できるものです。それでは見ていきましょう。

ポジティブな記憶を思い出してイライラや不安を軽減

もっとも即効性が高いのがポジティブな記憶を思い出すことです。

14秒だけ過去の良い記憶を思い出すだけで、気分も良くなるだけでなく、「コルチゾール」というストレスホルモンの増加を大幅に軽減してくれます。

コルチゾールは、強いストレスを感じたときに増えるホルモンです。短期的に増えるのは普通の現象ですが、この状態が長く続くと風邪を引きやすくなったり、心臓病などの病にかかりやすなったりと、様々な弊害をもたらします。

そこで良い記憶を思い出すようにすると、主観的なイライラや不安のレベルが減り、実際に生理的なストレス反応も変わるわけです。「病は気から」とはまさにこのことですね。

思い出す記憶は、ポジティブなものならなんでも大丈夫です。「難しい試験に合格した体験」や「楽しかった旅行」など、自分にとっていい気分になれる思い出をとりあえず14秒だけ思い出してみましょう。それだけで大きな効果が得られます。

ポジティブな記憶を思い出し、急性ストレス反応を緩和する |自然、人間の行動 (nature.com)

「フォアヘッド・タッピング」でストレスをリセット

ストレスで感情を取り乱しそうになった時などに有効なのが「フォアヘッド・タッピング」です。具体的な方法は次の通りです。

  • 5本指を広げて、自分のおでこに置く
  • 5本の指で、1秒ごとにおでこを軽く叩く

上記の内容をイライラやネガティブな思考が減るまで実施してください。いつもよりスムーズにストレスが減っていきます。このテクニックが効く理由は、人間の脳は限られた処理能力しか持たないからです。

例えば、「あの人の態度が悪くて怒りを感じたけど、同類になりたくないから抑えなきゃ・・・」というストレスを感じた時、私たちのワーキングメモリ(一時的に情報を記憶する脳の機能)は、その感情に抵抗しようと必死になっている状態です。

ここで「おでこを軽く叩く」という単純な作業に意識を向けると、ワーキングメモリは、指の動きや額の感覚などの情報も処理しようと意識し始めます。ところが、ワーキングメモリは容量が少ないので、同時に大量の情報が入ってくると、とりあえず新しく入ってきた方に処理能力を分配することで、ストレスがリセットされます。

「壁に止まったハエ」になってネガティブ思考を軽減

つい他人に怒ってしまう人に使えるのがこのテクニックです。これも非常にシンプルで、

  • 何か嫌なことが起きたら、自分のことを「壁に止まったハエ」だと想像する

これだけです。自らを「ハエ」だと思うことで現在の体験と感情の間に距離感が生まれ、不思議と怒りが治まりやすくなり、ネガティブな思考に流されにくくなります。

壁に浮かぶハエは攻撃的ではない:「その瞬間の熱気の中で」セルフディスタンシングを行うことで、攻撃的な思考、怒りの感情、攻撃的な行動を減らす – ScienceDirect

別の表現で言うと、「自分を外側から見ているもう1人の自分を想像する」や「自分を電柱の上から見ているカラス」といった想像です。目の前の状況を外側から見られるような視点を作り出すことがポイントです。

私も怒りを感じたときに「ハエ」だと想像してみたら、怒りのレベルが大きく下がるのを実感できました。

今回の内容は以上になります。ご閲覧ありがとうございました。

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Takaブログ
ストレスによる体調不良をきっかけに、体調管理・ヘルスケア・心理学等に関しての情報収集及び実践を繰り返しながら、日常生活のパフォーマンス向上に努めるようになった。 このブログでは上記の内容を中心に「科学的根拠のある情報」を発信しています。