お疲れ様です。今回は「つまみ食い、やけ食いを防ごう!ダイエット失敗の罠と食欲を抑える方法」についてお伝えします。
せっかくダイエットを始めても、身のまわりには様々な誘惑が待ちかまえているため、挫折する人が後を絶ちません。ダイエットを阻む意外な罠と、そこにつられないポイントをあげていきます。
スナック菓子などのCMを見るとつまみ食いの原因に
実験では、とくにスナック菓子のCMを見た人たちのほとんどが、冷蔵庫を開けて食べ物を取り出す確率が高くなることが分かっています。
なので、ダイエット中はなるべくCMを見ないようにしましょう。スナック菓子のCMなど、食べ物に関する情報をシャットアウトすることで、つまみ食いをする確率を下げることができます。
ネガティブなニュースを見ると甘いものを食べてしまう
意外かもしれませんが、いろいろなトピックが流れてくるようなニュース番組やニュースサイトは見ないほうが無難です。
これは、人間は怖いものや自分を脅かすような情報を仕入れると、そこから逃避しようとするため、つまみ食いをしたり、甘いものを食べたりしやすくなることが分かっています。
怖いから、そこから逃げるための逃避行動として、物を食べるという行為に走るのです。そのため、ダイエット中はニュースをなるべく見ないほうがいいのです。自分が仕事をするのに必要なニュースは、調べればピンポイントで手に入ります。そうではない、ネガティブなニュースが流れてくるような番組やサイトは避けてください。
感情を抑えるとかなりの量を食べてしまう
ダイエット中は、感情を抑えないことが重要です。なるべく感情を抑えず、外に吐き出すようにしましょう。もし、どうしても抑える必要がある場合は、吐き出せるような相手に聞いてもらったり、ノートに不満などを書くようにしてください。
このような相手やノートをつくっておくことが、ダイエットには非常に有効です。心理学の実験で証明されていますが、感情を抑えた人とそうでない人を比べると、感情を抑えた人のほうが、そうでない人に比べて、1.5倍の量を食べることが分かっています。感情を抑えると、かなりの量を食べることになってしまうのです。
上記の3つのポイントを守ることで、ダイエットがいまよりずっと効果が高まり、上手くいくようになるはずです。
エクササイズで意志力を向上
ダイエットにおいては、意志力が重要になります。もし、日常的にポテトチップスや甘いものを食べている人は、基本的には意志力が崩壊しているのだと思われます。
では、どうすれば意志力を高めることができるのか、食欲を抑えることができるのかについて、オーストリアのインスブルック大学で研究が行われました。
この研究によると、「15分間の早歩き」をするだけで、食欲をかなりの割合で抑えることができると報告されています。これは、女性の場合は平均で97%、男性の場合は平均で67%の確率で食欲を抑える効果が確認されたのです。
実際の研究は、日常的にスナック菓子などを食べていて、食べ過ぎに悩んでいる肥満気味の男女47人を集めて実験が行われました。まず、参加者に3日間のお菓子断ちをしてもらいます。それまではお菓子ばかり食べていたわけですから、食欲はかなり高まっているのは容易に想像できます。そして彼らを2つのグループに分けました。
- 何もせずに座っていてもらったグループ
- 15分間、早歩きをしてもらったグループ
その後、脳を疲弊させるために若干難しい心理テストを受けてもらい、自制心を発揮しづらい状態にします。つまり、食欲を極限まで高めて自制心を発揮しづらい状態にして、ジャンクフード等の誘惑にさらすわけです。
その結果、早歩きをしたグループは、ジャンクフードの誘惑に打ち勝つ確率が大幅に上がりました。3日間も好きなお菓子を控えてもらい、更に難しいテストで脳が疲弊している状態にも関わらず、15分間の早歩きをしたグループは、高い確率で食欲を抑えることができたのです。
これは、エクササイズをすると気分が良くなり、ストレス性の食べすぎをおさまることが理由と考えられています。なので、適度な運動を行うだけでも食欲は抑えられるという結果になります。皆さんも、食欲を抑えたいと思ったら、15分間、早歩きで散歩するか、その場でスクワットをするのが良いと思います。
ダイエットを始めるなら、いきなりハードな運動をしようとしたり、無理に食欲を抑えようとしたりするよりも、このように食欲を抑える方法をまず身につけて、それが習慣になってから始めると継続しやすくなります。
まずは、食欲を感じたら体を動かすことを習慣にするのが第一歩です。ぜひ参考にしてください。
今回の内容は以上になります。ご閲覧ありがとうございました。