お疲れ様です。今回は「スキンケアでやるべきことは3つだけ!シンプルかつ強力な美肌管理法」をお伝えします。
スキンケアに必要なやるべきことは3つだけ
皮膚は人間が持つ最大の臓器であり、化学物質、微生物、紫外線などから身を守るために休みなく働いています。そのため日々のダメージも大きく、放置すれば肌は劣化するので手遅れになる前に対処が必要です。といっても、現代の皮膚科学からすれば、スキンケアに必要なやるべきことは下記の3つだけです。
- 「日焼け止め」
- 「保湿剤」
- 「レチノール」
日中の紫外線を防ぎ、風呂上がりに肌の乾燥を抑え、レチノールで肌のターンオーバーを促す。この3つを実施しておけば、他の高級化粧品や新たな美容成分にはこだわる必要はありません。化粧品会社の派手な宣伝や高価格の商品に誘惑されないよう、注意して下さい。
今回は日焼け止めに絞って記載します。
紫外線が肌に与えるダメージは非常に大きく、アメリカの皮膚科学会も「日焼け止めはスキンケアの最重要ポイント」と断言しています。昨今の夏の暑さも相まって、日焼け止めの重要度が更に増しています。
個人的な話ですが去年の9月頃に外出にて、半袖のまま腕回りの日焼け止めを怠ってしまった結果、数時間で皮膚の表面が剥がれてボロボロになってしまい、治るまでに半年かかりました。。。紫外線をなめてかかると酷い目に遭うことを痛感しましたね。。。
それでは 日焼け止めの成分の選び方、使用量、重ね塗り を紹介します。
日焼け止めは、肌に適した正しい成分を選ぶのが重要
初めに、自分に合った日焼け止めを選ぶ必要があります。人によってアレルギー症状や肌荒れが出てしまうことがあるので、初めに確認しましょう。
日焼け止めの成分は「非オーガニック系」と「オーガニック系」に分かれます。
・非オーガニック:酸化亜鉛と酸化チタンの2種類。アレルギー反応や肌荒れが出にくく、光で劣化しづらいので効き目が長持ちしやすい。肌に白い跡が残るため、塗りにくいのが難点。
・オーガニック:酸化亜鉛と酸化チタン以外の全てがオーガニックに分類される。紫外線をブロックする作用が強く、肌に塗りやすい上に定着率も高い。いくつかの成分は紫外線を吸収したあとで崩壊するため、効き目が低くなる。
以上のことから、非オーガニック系は肌に優しい代わりに効果が低く、オーガニック系は肌が弱い人には不向きな代わりに効果は高い傾向があります。どちらもメリットとデメリットがあるので、敏感肌に悩みがある人はまずオーガニック系を試し、何か問題が発生したら非オーガニック系に切り替えるといいと思います。肌が弱い人はくれぐれもご注意を。
日焼け止めの最も推奨できる成分は以下の通りです。
- ビスオクトリゾール
- ドロメトリゾール
- トリシロキサン
- 酸化亜鉛
いずれもUVA1、UVA2、UVBの全てをブロックしてくれます。成分に迷った場合は、上記の成分を選んでください。
オーストラリアの日焼け止め有効成分 – ヤップ – 2017 – Australasian Journal of Dermatology – Wiley Online Library
使用量はSPF(紫外線の防止効果)に左右される
日焼け止めの使用量はSPF(紫外線の防止効果)に左右されます。
例えばSPF25の日焼け止めを4ml使用した際の効果は、SPF50を2ml使用したときの効果と同じくらいになります。使用量が多いほど効果も高くなりますが、計算するのが面倒だと思うので、顔に塗る際は1回につき1.25mlを使うよう心がければ十分です。簡単にまとめると
ティースプーンの1/3~1/4ぐらいの分量になります。
SPFは高い商品を選ぶほうが無難です。できればSPF50、最低でもSPF30以上を選ぶようにしましょう。
また、紫外線は雲と窓を貫通するため、曇りの日や室内にいる場合も日焼け止めは使って下さい。
日焼け止めの重ね塗りで効果を更に高める
日焼け止めは太陽の光を浴びる15~20分前に使い、2時間おきに塗りなおすのがベストです。そして更におすすめなのが「重ね塗り」です。次のように行います。
- ① 顔全体にできるだけ均等に塗り、薄い日焼け止めの層をつくる
- ② 塗った日焼け止めの層が乾くのを待つ
- ③ 乾いた日焼け止めの層の上から更に同じ日焼け止めを均等に塗る
日焼け止めを2層にすると、1回だけ厚めに塗ったときよりも紫外線を防ぐ効果が2.5倍も強くなります。多少面倒だとは思いますが、日差しが特に強い日にはぜひ使いたいテクニックです。
ただし、ここで複数の成分を使うと、互いの効果を打ち消しあう可能性があるため、重ね塗りをする際は、同じ成分を使いましょう。
今回の内容は以上になります。ご閲覧ありがとうございました。