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自分のストレスに正しく気づこう!点数を付けて現状のストレスを正確に把握してイライラ解消

お疲れ様です。今回は「自分のストレスに正しく気づこう!点数を付けて現状のストレスを正確に把握してイライラ解消」についてお伝えします。

自分のストレスに正しく気づく

仕事でストレスが溜まる、人間関係のトラブルで憂鬱な気分が続いている…。そんな時にまずは何をしますか?

深呼吸、カラオケで大声を出す、運動、筋トレ等。もちろん、どの方法にもある程度の効果はありますが、その前に「基本」を押さえておかないと、せっかくのストレス解消の効果が激減してしまうことが、多くの研究で明らかになりました。

それは「自分のストレスに正しく気づく」ことです。

「自分のストレスくらい把握している」と思われたかもしれません。しかし、実際には、ストレスに悩む人のほとんどが、自分の心がどれ程の負担を感じているかを正確に把握できていません

例えば、あなたが会社の先輩から理不尽な理由で怒られたとします。ここで大半の人は、そこから怒りや焦り等の感情を強引に抑えつけてみたり、後で同僚に愚痴をこぼしたりと、自分なりのストレス対策を行うでしょう。

問題なのは、これらの行動が、全て反射的なものでしかない点です。

ストレスの原因と、その後の行動が直接結びついてしまっており、その間には、自分の心の状態を深く考える余裕がありません。

もちろん、それで上手く対処できるケースもありますが、大抵の場合はどこかモヤモヤした気分が残り、少しずつあなたのエネルギーは失われていくかと思います。それは、自分のストレスをきちんと把握していないからなのです。

ストレスを正確に把握するのが最優先

自分のストレスを正確に把握するためには、「あの先輩には腹が立つ」「なんかイライラする」「あの態度むかつく」ぐらいの認識では意味がありません。例えば上司に理不尽な指摘をされてムカついたときなどは、

  • いま発生したイライラや不安は100点満点で何点だろうか?
  • このストレスは、過去のものと比べて何%程のしんどさか

といったレベルまで考える必要があります。最初にこの作業をしないと、せっかくのストレス解消法が無意味になってしまうのです。

考えてみれば当然の話で、自分の体重を知らずダイエットをする人はいませんし、お金を貯めたいのに毎月の出費が分からなければ話になりません。どんなことでも、現状を正確に把握するのが最優先です。

ところが、なぜか「ストレス対策」に関しては、最初に現状を把握しようとする人はほとんどいません。超ストレス社会の現代では、あまりにもストレスが普通の感覚になり、そもそも「きちんと気づく」という発想にならないのかと思われます。

ストレスに点数をつけて大まかに現状を把握

自分のストレス度をつけるために、手軽に実施できるのが「ストレスに点数をつける」ことです。心理カウンセリングの世界でも使われている、定番のテクニックです。

方法は簡単で、何かストレスを感じた時に「いまのストレスは何点だろう?」と採点してください。「一切の不安やイライラが無い場合」は0点、「今までに感じたことのない最大のストレス」なら10点といった具合です。

主観で決めて良いのか?と感じたかもしれませんが、これが無視できない精度を持っています。

アメリカで行われたある実験では、学生たちに自分のストレスを10点満点で採点させたところ、数十問で構成された大掛かりなストレス診断を受けた場合と、さほど結果は変わりませんでした。取りあえず、大まかに現状を把握するには十分かと思います。

JSTORにおけるストレス症状の単一項目尺度の有効性

このテクニックが良いのは、ストレスに点数を付けただけでも、ある程度イライラ解消の効果が得られるところです。

「なんだかイライラする…」と思うだけではどうすればいいのか分かりませんが、数字で示されると「いまのストレスは6点くらいに感じたから、せめて4点あたりまで下げよう」といった明確な指針ができます。その安心感が、心にゆとりを生むのです。

自分も試してみましたが、一歩引いて観察できるのが実感できました。場所も道具も要らないので、ぜひ試してみてください。

今回の内容は以上になります。ご閲覧ありがとうございました。

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Takaブログ
ストレスによる体調不良をきっかけに、体調管理・ヘルスケア・心理学等に関しての情報収集及び実践を繰り返しながら、日常生活のパフォーマンス向上に努めるようになった。 このブログでは上記の内容を中心に「科学的根拠のある情報」を発信しています。